銀行系キャッシングはどのくらい金利が安いのか?!

従来、銀行は企業や個人に向けて貸付を行ってきました。最も馴染み深いのが住宅の取得に対する銀行融資です。住宅を即金で購入するのはなかなか大変ですから、住宅金融公庫つまり国から借りるか、もしくは銀行から借りるかしかありません。自家用車を購入する際にも利用出来ます。販売店から紹介されるのは、民間のローン会社だけですが、それよりもさらに低い金利で、銀行から借りることが出来ます。筆者の友人は、オートバイを購入するために、銀行から融資を受けていました。

とは言え、それらの融資は、使用の目的と返済計画がはっきりしていて、さらにある程度預金のある(すなわち信用のある)顧客に対しての融資こそが、即ち、銀行融資というものであったわけなのですが、2006年頃から、銀行はそれまでの融資とは異なり、キャッシングのカードを発行して、ATMでお金を借りられるサービスを始めました。それは、これまでに消費者金融会社が行っていたサービスとまったく同じもので、さらに銀行の巨大な資本をバックに、消費者金融よりも遥かに低い金利で貸付を行いはじめたのです。これがいわゆる、銀行系キャッシング業者といわれているものです。

現在は、15%~20%の法定金利が定められています。借りる額にもよりますが、個人で最初に借りる場合の金利は、消費者金融であればほぼ20%の上限ぎりぎりに設定されてしまいます。ところが、銀行系キャッシングの場合であれば、10%~14%程度で契約することが出来るのですから、その差は歴然。さらに銀行系では、現在の貸金法で定められた、年収の3分の1以上は借金できないという上限が当てはまりません。住宅を購入する時の銀行融資と同じように、その制限枠の影響を受けないのです。

キャッシングを利用する際には、可能であればぜひとも銀行系を利用したいところです。ここで「可能であれば」と書いたのは、銀行系の方が、他の消費者金融よりも、若干審査が厳しいと言われているからです。まぁ、簡単に借りれるから高金利なのだという訳ですが、それでもきちんと定職を持って、これまで普通の生活をしてきた社会人であれば、十分に融資を受けることが可能でしょう。借りずに済むのならばそれに越したことはありませんが、どうしても借りなければならない際は、必ず銀行系から申し込んでみる事をお勧めします。

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