借金返済のポイントはまず現実を直視することから!

いつまでも借金を完済することが出来ず、結果的には利息だけを何とか返しているだけという人が数多くおられるようです。さらにそのほとんどの方が、いったい今、自分に幾ら借金が残っているのかすら、よく分かっていません。とにかく利息を返してしまえば、次の返済日までの1ヶ月間、借金の心配をしなくとも済む。ただそれだけの意識で今を生きておられるように見えます。

普通に働いていて、月々の決まった収入があれば、借金を返してしまう事は、そう難しい事ではありませんが、それには今の現実をしっかりと把握する事が必須です。たとえば200万円をかれこれ3年借りているとします。年利は25%でした。利息を返すのが精一杯と諦めてしまって、元金は一切減っていません。この場合、3年間でいったい幾らの利息を払ったのでしょう。

返済日は毎月やってきます。年利25%で200万円の借り入れですから、月々の利息は42000円ほどになります。毎月42000円を3年間(36ヶ月間)返し続けているわけですから、これまでに支払った利息の合計は、驚くなかれ、151万2000円にものぼるのです。しかも、これだけ利息を払ってきたにも関わらず、まだ200万円そっくりが、借りたままになっているのです。

こう聞いて少しでも「勿体無いことをしてきた」と思える人であれば、借金の完済は可能です。月々の利息が42000円とは言え、それはあくまで200万円借りている状況での利息です。もし元金が100万円に減れば、利息は21000円に減るわけです。とにかく元金を減らしましょう。幸い、ATMでは、いつでも返済を受け付けてくれます。親でも友達でも恋人でも、お金を貸してくれる人がいれば、たとえ小額でも良いですから借してもらって、ATMに入金しましょう。さらに、お給料が出たら、かまわず全額をATMに入金してしまいましょう。銀行に預けておいても、利息はほとんど付きませんが、たとえ短期間といえどATMに返済しておけば、年利25%の利子が付くのと同じです。

そうして、生活費はATMから小額ずつ借り入れしましょう。年利25%の利息が付く預金だと思えば、勿体無くて無駄遣いする気にはとてもなれないはずです。これを続けていけば、必ず借金は完済出来ます。

閉じる